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ASEAN各国がインフラ整備を重点的に進める背景には、インフラの立ち遅れで外資の導入が遅れれば、「外資導入による工業国家への脱皮」(インドネシア政府)という経済発展の戦略が足元から揺らぐとの危機感が各国に募ってきたからです。先進国・地域入りを目指すNIESでも、台湾は総額約3千億米ドルをかけインフラ整備の投資計画を進めています。これは外資導入だけでなく、内需主導型の経済発展やハイテク産業育成への構造転換を進める狙いがあります。シンガポールや韓国でもハイテク産業や金融産業の拠点作りを急いでいます。改革・開放政策を旗印に市場経済化を進める中国でもインフラの立ち遅れは深刻です。人口12億の巨大な国のインフラを整備するために、1人当たりGNPが約300ドルの発展途上国である中国自身が資金を捻出するのはきわめて困難です。このため中国はインフラ整備の資金を先進国に依存する戦略を進めています。